2021年 08月 10日
六波羅蜜寺 萬灯会
ここは天歴五年(西暦951年)醍醐天皇の第二皇子であった光勝「 空也上人」が開かれた由緒ある寺院で平安朝時代は平家の庇護を受ける天台宗の大寺院でした。
この時代に大流行した悪疫を退散させるため空也上人自らがまちに出て仏前に供えた梅昆布茶を病者に授け歓喜踊りをしつつ念仏を唱え病魔を鎮められたと伝わっています。
(つい今のコロナ大感染と結び付けて考えて空也上人のような人が居てほしい考えてしまいます)
隆盛を極めた寺院ですが平家の没落とともに諸堂は消失し本堂だけが残りました、その後は足利・豊臣・徳川と庇護を受けて本堂のみの寺院として現在に至っています。
空也上人の始められた踊りは「空也念仏踊り」として引き継がれ重要無形民俗文化財に指定されています。
また空也上人像や平清盛像など国宝重文の仏像なども多くあり(宝物館)魅力いっぱいです。
また西国第十七番札所霊場ともなっていて多くの参拝者があります。
(空也上人と平清盛像はカタログから転写しました。
by kamogawa35
| 2021-08-10 20:36
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