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釿(ちょうな)始め

国宝第一号の弥勒菩薩半臥思惟像のある寺として知れる太秦の広隆寺は聖徳太子を祀る京都最古の寺院です。
 京都の新年で一番早く行われる伝統行事「釿(ちょうな)はじめ」の儀式が今日ありました。
平安時代の昔から大きな建築では建物が無事に完成すること願い大工棟梁や関係者が大工道具のチョウナを元木に打ち付ける番匠儀式をしていたそうです、時代と共にその習慣が薄れ昭和初期には絶えてしまいました。この儀式の発祥地の京都では伝統行事の復活を目指し昭和56年に正月の年中行事として復活され現在では無形文化財に指定されています。
 儀式は午前10時から始められ墨かね・墨打ち③のあとメインの「チョウナ打ち」④~⑥「槍カンナ」⑦⑧が奉納されました。
最後に保存会の建築関係者一同による「京きやり」音頭⑨で締められました。
 初詣を兼ねて見に来る人も多く人気があるそうです、面白い儀式だと感心しましたが聞いて見ると保存会のメンバーが高齢化して今後の維持が問題だそうです。
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by kamogawa35 | 2012-01-02 18:33 | 京都の四季 洛西・嵯峨野 | Comments(0)