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京の花だより 豊国神社と方広寺

東山の国立博物館の北隣に豊臣秀吉を祀る「豊国神社」があります①、ここには豊臣家重臣であった蜂須賀家の名前を付けた早咲きの「蜂須賀さくら」の若木があり②③満開になっています。
国宝の唐門のそばにあって参拝者がキレイ!と言いながら写真に写していました。
 元々この辺り一帯は隣にある方広寺の境内でした。方広寺は秀吉が建てた寺院で東大寺の大仏を上回る大仏を納めた大寺院でしたが地震で壊れ、その後火事があったりして廃れてしまい今は日本三名鐘の一つと称される鐘を納めた鐘楼④と小堂だけが残っています。
 しかしこの鐘には銘文の中に「国家安康」「君臣豊楽」の文字があります⑤⑥、これを徳川方が、豊臣側を滅ぼすために無理やり曲解して「徳川家を分断して豊臣家の臣下にするためのものだ」とイチャモンをつけて大阪夏・冬の陣を起こす名目にしたことはあまりにも有名です。
 この鐘は現在は重要文化財となっていて毎日のように歴史好きの方や秀吉ファンが来て興味深げに見入っています。この二つの文字は白く囲んであるので注意して見ればわかると思います。
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by kamogawa35 | 2011-03-28 20:10 | 京都の四季 洛東 | Comments(0)